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市川市本八幡の小船歯科医院|院長ブログ

2007.04.28  ブラッシングについて

こんにちは!千葉県市川市本八幡の、小船歯科医院です。

  初めて来院される成人の方の口腔内ブラッシング状態を拝見しますと、一部の方を除き、ほとんどご自分なりに多少磨きにくい所に歯垢・歯石がついているものの、キレイに磨いているようです。ただし、その中でかなりの人が犬歯およびその後ろの第一小臼歯、あるいは第二小臼歯の歯頚部(歯肉との境の歯)に楔状欠損(くの字型の歯の擦り減り)を作ってしまっています。それが進行すると、その歯頚部の付着歯肉が傷ついて下がり、歯根が露出し、その露出歯根面に楔状欠損ができ、そこに知覚過敏様症状が現れます。その歯根は、エナメル質に被われている歯冠よりはるかに柔らかいので、歯冠歯根境界部の楔状欠損は加速度的に進行してしまいます。

   そういう方々に、どのようにブラッシングしているか、つまり歯ブラシの当て方はどのようですかとお聞きしますと、ほとんどの方がある程度力を入れてヨコ磨きをしているとのことです。そのみがき方はどこで覚えましたかとお聞きすると、以前来院した歯科医院で指導を受けたとか、保健所の歯みがき指導で会得したとか、テレビのコマーシャルと同じように磨いているとの答えが返ってきます。

   ちなみに歯科医院ではヨコというより、歯と歯肉の境界に歯ブラシを斜め45°に当てペングリップで柄を持ち、力を抜いて微振動で2歯ずつ横に5往復させ、順次1歯ずつずらして磨いていくという、ちょっと慣れにくい方法でブラッシング指導をしているとは思いますが、いつの間にかそれが真横にやや強めに力を当てて磨くようになってしまったのだと思います。確かにある程度強く当てないと歯間部に入り込んだ食片が取れないからなのでしょう。ともかくも、お口に歯に感心がある人程、ブラッシングに身を入れて口腔内環境を常に清潔に保とうという毎日々々の努力を長年続けていくわけであり、逆にそれが歯に歯肉にダメージを与えているという事に直結しているとも考えられるのです。

  では、どのように磨いたら歯および歯肉を損傷せずに長年口の中を清潔に保っていけるのでしょうか。

   一つには、人それぞれ顔型が違うように歯並び、歯の大きさ・形態、歯と歯肉との関係、咬み合わせ関係もそれぞれ違う訳で、ブラッシングもオーダーメイド的側面を持ち合わせているという事です。もう一つには、どの人にも対応する基本的なブラッシング法を習慣づけるという事です。そのうちの一つが前記しました歯ブラシを歯と歯肉の境に斜め45°に当て、力を抜いて微振動で磨くものです。この方法は歯冠中央部、および歯内ポケット内表面付近の汚れは落とせます。しかし、歯と歯の間に入り込んだ汚れまではなかなか取りきれません。それを取ろうとヨコ磨きで力を入れてしまい、歯の歯頚部豊隆部、歯根の植立している歯頚部付着歯内豊隆部上縁を傷付けてしまい、歯冠では楔状欠損、歯肉は退縮して歯根露出、露出した歯根豊隆部の楔状欠損、知覚過敏へと進むことになってしまうのです。

   しかし、これには異論があり、歯に楔状欠損ができるのは咬合圧(咀嚼圧、歯ぎしり、くいしばり)が歯に継続的に加わると、歯頚部のエナメル質がこれにより剥離し楔状欠損を生じるという理論です。歯は頬側のみならず、舌側も楔状欠損が生じますが、歯ブラシでは舌側には楔状欠損が生じないというのがその根拠の一つです。ただし、舌側歯頚部も力を入れてヨコにブラッシングしていると必ず楔状欠損が生じます。ともかくもヨコ磨きでは歯列アーチの角になる犬歯、小臼歯が一番ブラッシングによる往復回数が多く、そこに最も楔状欠損ができる傾向が強く存しています。

   話を戻し、基本となるブラッシングのもう1つの方法、これは来院されてから歯列模型に歯ブラシを当てながら実施でご説明していきたいと思っております。来院をお待ち申し上げております。

本八幡・歯科 小船歯科医院

投稿者 小船歯科医院 (16:58) | PermaLink
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